なぜ調査から外されたの?
アンケートを開始して、途中でこのアンケートを続けることはできませんと伝えられのは煩わしいことです。自分の意見に価値が無いように思えたり、時間が無駄になったと感じるかもしれません。しかしそれは「スクリーニング」と呼ばれるプロセスによるものです。市場調査の分野では、調査結果の有効性を保証するためにスクリーニングは欠かせない要素です。この記事ではスクリーニングがどのように行われるのか、またなぜ調査の対象から外されることがあるのかを掘り下げていきます。
![Ever been stopped halfway through a survey?](https://prod-ipsosisay-eu-drupal.ipsosisay.com/ipsosisay/s3fs-public/styles/paragraph_big_image_image/public/2024-04/Ipsos%20Study%20-%20I%20was%20eliminated.png?itok=VkhauB8i)
スクリーニングプロセスとは?
スクリーニングプロセスは、全てのアンケートの準備段階です。アンケートの大半は、基本的な質問から始まりますが、これは調査の依頼者にとって大きな意味があります。回答者が調査の対象となるグループに当てはまるかどうかを判断するために必要なのです。
対象グループは「ターゲットオーディエンス」と呼ばれていて、様々な特徴から構成されます。正確な条件は調査の目的によりますが、その特徴はあなたに関することや、使っている商品である場合もあります。例えば、スキンケア習慣に関する調査の場合、普段から毎日スキンケア商品を使用している人を対象とする場合があります。
調査対象外になることはあるのはなぜ?
調査の対象外になる理由は複数考えられます。
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プロフィールがアンケート対象に適しないため
調査対象外になる最も多い理由は、対象としている人口に属していないためです。例えば、ミレニアル世代の購買習慣に関するアンケートがあるとして、あなたがベビーブーム世代であれば、調査対象外になります。
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回答数が定員に達したため
調査によっては、特定のグループからの回答が定員より多くなってしまうことがあります。例えば仕事に関するアンケートであれば、正社員の回答が早い段階で定員数に達する場合があります。その場合正社員からの回答をそれ以上受け付けなくなり、バイトやパートタイムで働いている方の回答に焦点を当てていきます。人口統計のバランスを保った調査結果を得るための機能です。
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誠実な回答を求めているため
私たちは信頼できる誠実な回答を必要としています。スクリーニング段階での回答が一貫性や信憑性に欠けている場合、その回答者が正直に回答していないと解釈されます。その場合、調査結果の有効性を保つために調査対象から外されることがあります。
調査対象から外れることは、決してあなたの意見に価値が無いという意味ではなく、調査において正確で有効なデータを収集するための必要な段階です。調査対象から外れてしまったら、ぜひ別のアンケートにアクセスしてみてください。今日はどのようなアンケートがあるか見てみませんか?